Love Song


 午前四時三十分。私は、時計を一瞥すると、ベッドを抜け出して階下へと下りる。わりと大きな病院の一室。大きなガラスごしの、赤ん坊たち。
 私の娘がいる。ほんの何時間か前までは存在すらしていなかった私の娘。ちょっと信じられない現実。
 私は女の子を出産した。女の子だと聞かされて、私は軽いショックを受けた。ああ、この子は、きっと私の分身なのだわ。

一 私に

 私、木村亜衣。旧姓結城。妹がひとりいる。初めての子どもだというので、国語辞典の「あ」と「い」の最初から一文字ずつとってつけたという、まるで冗談のような名前。
 ま、私は気に入っているのだけど、自分の名前。それでも、ごくたまに「名前の由来」なんてのを尋ねる人があって、その時には、照れてしまう。

 私の育った家庭は、わりと古風な方で、そしてまた、両親という人が伝統というものをひどく気にする人だった。両親に取っては、「お手玉」だとか、「おはじき」だとかが、私が「女の子」であるための必要条件でもあった。
 お手玉。今でもときどきすることがある。そうね、ちょっとした郷愁。いつか私の娘もやはり同じように、お手玉をするのだろうか。

 一方では、私は、いつでも「しっかりした姉」であり続けた。妹が生まれた頃の、母親との険悪な時期の遠い記憶が、今でも残っているような気がする。
 私の母親には、「かくあるべき」という、女の子のひながたがあったから、私がそこからはずれるということは、がまんのできないことだったようだ。
 私が、ある程度自分の意志を通すようになった頃、母親と私は、ことごとく対立した。私が親元を離れた学校に進学したいと言ったとき、「女の子だから」という理由で反対したのは、第一に母親だった。そのときには、母親が反対する理由というものが私にはわからなかった。本当にその理由がわかったのはずいぶん後のことだ。彼女は「女の子が独りで生活する」という、それを許さなかった。
 一事が万事。彼女にとっては、「女の子が自分の意志を持つ」ことが、罪悪であり、そもそも女の子と言うのは、母親と同じ姿に成長するものだった。
 就職してしばらくたつと、私は、近くのアパートを借りて、強引に独り暮らしを始めた。母親は、もちろん反対したが、騒ぎ立てて、会社での私の立場を悪くする事を心配してか、実力行使まではしなかった。そう、波風は決して立てない人だから。
 自宅からの通勤時間は三十分ほどで、だから、これは、まるっきり必然性のない独立で。ただ、友人達は、「家族から離れて暮らしたい」という私の言葉にあっさりと納得してくれた。私と母との衝突を知っている人も多いこともあった。
 もともと会社では、私は「進歩的な」女性だと目されていた。それに、この独立だというので、訳知りの友人たちは、しきりに私を賞賛していた。
 私が進歩的であったのは、まちがいなく母親の影響ではあっただろう。彼女の、「昔通りのまるっきり同じ生活をすること」という主張に対抗するため、私は、「明日は、今日と決して同じ生活はしない」というスローガンを抱えていなければなかった。

二 娘に

 午前五時。私は、おまえの母親は、ここに立ちすくんでいる。まだ、名前すらないおまえにかける言葉を探して。
 おまえを身ごもったとき、私は退職を決心した。産前産後休暇やら、育児休暇やらといった、会社が用意してくれた休暇ではなく、完全に退職するという私の決定は、私の友人達をおおいに失望させたようだ。むろん、母親は喜んだけれど。
 友人達は、私が生涯家庭にこもったりはしないものと思っていた。進歩的な女であり続けた私は、生涯、職業をもって「意味のある」人生を送るはずだった。実際、「あなたも結局赤ん坊にはかなわなかったの?」と言ってくる人もいた。

「そうじゃない」反論をしようとして、私は言葉につまってしまう。「そうじゃないのに」リフレインだけが、しつこく私につきまとう。
 素直に言えば、私は、おまえを育てるために、そして、そうするには、だれかがついてやらないといけないのだとしたら、私の夫にまかせるよりは、やっぱり今は私が育てるのが良いのだとそう思って、そうして、たぶん、私は、いつだって、おまえのそばにいてやりたいと思うだろうから、私は、おまえのそばで生きる事を選んだ。
 はたから見れば、おまえのために自分の仕事を犠牲にしたという事になるのかも知れない。でも、ひとつだけ、たったひとつだけ、私は断言しておこう。私は、おまえを育てる事の方が、自分の仕事を続ける事よりも、大切な、価値のある事だと思ったから、おまえを育てる事を選んだのだ。

 おまえをはらんでいた十カ月の間。そして、おまえが生まれて、ほんの何時間かが過ぎた。
 正直に言ってしまえば、私は、おまえを育てる事に、どれほどの意味があるのかがわからないでいる。
 だれにも相談する事のない疑問。この、まさに、時代の空気が入れ替わろうとする時。回答はわかっている。友人達は、言うだろう「子供を育てるために、家庭に閉じ込もるなんて、意味のないことよ」 そうして、別の答。「子供を育てることに意味だ何だって言うなんて、なんて、不純な」
 そう、時代の空気は入れ替わろうとしている。家庭が無条件に神聖であった時代から、無条件に無意味になる時代へ。

 私にとって、家庭は、少なくとも無条件に神聖なものではない。家族だとか、親子だとか、夫婦だとか、そういった関わりだけで無条件に愛情を持てるとしたら、それは、むしろ愛情に対する冒涜だと思う。
 加えて、私は、意味のある事しかしないと、そう決めているところがあった。だから、私が今、おまえを育てるために、他のものをなげうったとしたら、おまえを育てる事が、私に取って意味のある事でなければならないのだ。

 疲れたな、少し。いやだ、私ったら、なんてこと考えてたのかしら。ああ、おまえを抱きしめたい。たった、一枚のガラスが二人を隔てている。おまえを抱きしめて、ここでうずくまっていられたら、どんなに良いだろう。

 ふと思う。「子供を育てる事に、意味なんてあるのかしら」
 母が聞いたら、真っ赤になって怒るだろうな。そんなことは、「考えてはいけない」ことだって。友人達は言うかも知れない。いまさら子供のことなんて、「考えるものじゃないわ」
 なんてことだろう。この時代には、私の座る席はなかったなんて。そう、きっと、考えてはいけないことを考える人間なんて、この時代には、必要のないものなのだ。

 いつのまにか、私は、自分の生まれたばかりの娘に哀願する。おねがいだから、おまえだけは、私の事を、必要だと言って。
 でも、それって、結局なんの解決にもならない。時代の空気の中で、そもそも、娘が「いらないもの」だとしたら、その娘が「必要だ」と言ったって、結局、私は、不要な存在なのかも知れない。

三 あなたに

 どのくらい、うずくまっていただろうか。ずいぶんと長い時間だったような気がする。
 ふいに、暖かい手が私を包んでくれる。あなた、ありがとう。今、あなたに、「おまえはぼくの大事な人じゃないか」そう言われたら、きっと、私、生きてゆける。
 私の手をひいて、病室につれていってくれる、あなた。
「どうしたの、一刻も早く自分の子供を見たいのはわかるけれど、あれは、どうみても、うれしいっていう風情じゃなかったよ」
「ううん、なんでもないの。ちょっと、興奮してて……」
 あなた、今日は特に優しい……ような気がする。

 そう、私のとりまきや友人達が、私の、古風な母親にことごとく反発する生活に観客席から拍手喝采をしていたころ。それを見て、当の母親やら、同じように古風な人たちが、私のことを身勝手だと顔をしかめていたころ。あなたは違っていた。
 そう、あなただった。そのころの私の行動の基準と言うのが、本当のところ、「私の母親の言うなりにはならない」と、そこにあったのを最初に見破ったのは。 「なんにしても君が、お母さんの言う事にはことごとく逆らうんだとしたら、それって、考えようによっては、ずいぶんとお母さんの影響を受けてるってことだよね」
 私は、この時まで、これほど辛らつな批判の言葉というのを聞いた事がなかった。
 そうして、あなたひっぱたいて、「絶交よ」って叫んで……。今思うと、少し恥ずかしい。

 そのあと、私はかなり深刻に悩んだ。あなたは、知らないでしょう。たぶん、あなたの言ったことは正解で、それだけに、反抗的になってしまうって、気づいていたから。そう、私は、けっこう「かしこい」ところがあって、気づかなくてもいいところに、気づいてしまう事がある。
 だから、あなたに、「海に行こう」って誘われたとき、本当は、全然うれしくなんかなかった。夜の海岸。ロマンチックかしらね、そう思ったけど、その時の私にとっては、正直わずらわしいものだった。けど、あの時の状況で、断ったりしたら、私が怒ってること、きっとばれてしまう。そう、ずぼしをさされて、素直になれないだなんて、気づかれるのも困るわ。
「海」 もう秋も終わりのころだったよね。あなたは、私を、埠頭の突端までつれていった。この季節の日本海ってのは、けっこう荒れている。それに、三方からの波飛沫。星月夜。
 あなたは、なんで、こんな海を選んだのかしら。わからなかった。おおよそ、女の子つれてくるようなところじゃない。私だって、これが海だなんて信じられなかった。
 強い海風の中で、あなたの腕にしがみついて、震えていたのを覚えている。
「こわいね。海は」
「えっ? 」
「こわいねって言ったの」
「こわい? 」
「こわくない? 」
「こわい、すごく」

 今思うと不思議なんだけど、あなたは、私を抱きしめなかった。私のことを、震えるにまかせて。でも、わかっていた。会話が途切れて、もしかしたら、私は、全然違う人の腕にしがみついているかも知れない、なんて思うのに、それでも、あなたがここにいるってことを信じられた。
 そうして、なりゆきで、(とあなたは後になって言ったわ)あなた私にプロポーズ。私、「うん」って言ってしまって、二人はそのまま勢いで、ゴールイン。

 あなたと一緒になって、私はずいぶんと素直になれたような気がする。そう、考えてみればあなただけだったもの、「違うんじゃない?」 私にそう言ってくれたの。私の生き方というのに、喝采もせずに、顔をしかめるのでもなくて、正面から真顔で見つめてくれた人。
 そういえば、つきあい始めた頃から、あなたは、私の顔を見つめる癖があった。あれって、つらいっていうんじゃないけど、慣れるまでに結構かかったのよ。そうして、あげくのはてに、「あ、肌が荒れてる」なんてボソッと言う。なに考えてんのよ。
 あなたは、万事がそういう人だった。黙って、いつまでも、何かを見ていた。長い沈黙。そして、たった一言だけ、感想をもらす。
 あなたは、同じように、私の生き方を見つめてくれて、そうして、言うの。
「そうじゃないよ」

 最初、「君は、結局お母さんの影響受けてるんだよ」って言葉で、「絶交よ!」って叫んで。海の波BGMに勢いで結婚決めて。「君に顔をしかめてくれる人なんて、君が思うほどたくさんはいないよ」あたりでは、もう慣れてた。
 ううん、ウソね。だんだんわかってきた。
 もしも、あなたとでなかったら、私は、子供を産んだからといって、退職しようなんて考えなかっただろう。そう、私が、どう思うかじゃなかったの。この私が子供の事なんかで退職したら、私の母親と同じになってしまう。そう考えたに決まっている。

「ぼさぼさの髪とカサカサの肌の女の子が好き」だったあなた。(だけど、私ってそうなの?) ありがとう。私は、これからも、真顔で私のことを「ちがうよ」って言ってくれる人には、ありがとうを言いたいと思う。あなたと一緒になって、あなたに、そう言われるようになって、わかったの。誰かが、誰かに、「それはちがうよ」って真顔で言えるとしたら、それは、間違いなく、「君の事、愛してるよ」って、そういうことなんだわ。

四 私に

 午前八時。
 夫はもういない。
 仕事に出かけて行った後。よかった、今朝、会いにきてくれて。でも、あの人、私に会いに来たのかしら、それとも娘に?
「私と娘とどっちが大事なのよ」わざと口に出して言ってみる。あの人は、困ったような顔で言うだろうな、「バ・カ」
 本当に、自分の娘にしっとしてどうすんだ。

 最近は、「自立」という言葉が、私の頭の中にこびりついていた。男が、「結婚」をして、初めて自立したと認められるのに比べれば、私たちが問題にしている「女の自立」というのは、まだとるに足らないものだ。
 そう、今ではなお、「結婚しない」ことが女の自立の条件だと考えられているのだから。
 この時代に、「男と女は同じだ」とか、「男と同じように女も生きるべきだ」とか、そう主張する人たちは、本当に、肝心な点を忘れている。
「それで、男は成功しただろうか?」
 女がこれまで男がしてきたことと同じ生き方をする。それは、きっと、男と同じ間違いをするっていうこと。

 私は、娘を育てたいと思った。正直に言ってしまえば、それは、私の、「生き物」としての本能なのかもしれない。
 脈絡もなく考えてしまう。あの、「セミ」の話。六年だか、七年だかかけて暗い土の中でやっとこさ成長して、地上に出られたと思ったら、一週間の命。
 この話って、たぶん違うと思う。きっと、セミに取っては、長い、土の中の暮らしってのが、快適なんだと思うの。そうして、自分の最期が近いのがわかると、地上に出てくるわけ。結婚して、そうして、子供を残すために。セミにとって、地上というのは、はるかに危険で、暮らしにくい場所のはず。でも、セミは、子供を残すためだけに、地上の生活をする。
 あるいは、氷河で生活するという小さな虫の話。氷河は目には見えないけれど、少しずつ流れているという。だから、卵はできるかぎり、氷河の上流に産まなければならない。それでも、彼らが産まれて、成虫になるまでには、下流まで流されてしまう。
 氷河に住む虫の中には、上流に、安全な場所に卵を産むためだけに、成虫になったあと、ただただ上流に向かって歩き続けるものがある。食事も、水もとらずに。
 姿をみることすらない、自分の子供のために。
 そうして、もうひとつの恐怖。女達のしてきたのと同じ生き方をしたら、これまでの女達と同じ間違いをおかす事になる。

 そう、今の私には、本当の事はわからない。私が、自分の娘にのぞむみを託すのは、家庭だとか、家族だとかに重きをおくと言うのは、私がついぞ受け入れられなかった私の母と、同じ事をしようとしているのかもしれない。他の生き物にとって、子供が大切だからといって人間が右へ習えする必要は無いのかもしれない。
 結局、私は、「自分の娘が好き」というその一点にかけた。

五 娘に

 白状しよう。おまえの母親はね、結婚してからも、かなり長い間、子供を産むってことに反対だったのよ。私が、そう、おまえの母親が、自分の母親を受け入れられなかったものだから、おまえが私を受け入れてくれなかったらどうしようって、そればかり考えていたの。
 私の母親を検証して、私の父親やら、男たちを検証して、あれやこれやが間違ってるってあげつらってきたから。

 今の私には、自分がどんなふうにまちがっているかなんてわからない。でも、おまえを育てるというのは、たぶん、これだけは間違ってはいないはず。
 女の、子供を産み、育てるために作られた身体。
 不思議なものよね。生き物の中には、本当に「死なない」ものがいる。細胞が分かれて増えてゆく、原始的な生き物。親の細胞は、分かれ分かれになりながら、永遠に生き続ける。
 ところが、やがて子供を産むような生き物が出てきて、そして、同時に、親である生き物ははっきりした寿命を持つようになる。
 生き物は、自分の死とひきかえに、子供を産む権利を得たのに違いない。

 自分の命と引換にしてまで、手にいれたおまえ。私にはできなかったことをおまえは可能にするかもしれない。
 私は、「かくあるべき」という姿を抜け出そうとする事で、私の母から、おまえという命の大切さを、考える事で、時代の空気から、半歩でも前進したのかもしれない。
 だとしたら、おまえが、私がしたように、母親である私を検証する事で、もう一歩を歩いていって欲しい。

 初め、私はこわかった。おまえに受け入れられない事が。でも、違うのだわ、そもそもおまえは私を受け入れてはいけない。受け入れたりもしない。そう、私の娘だものね。
 自由な精神。「かくあるべき」から抜け出すためのたったひとつの武器を、どうか、それだけは、受けついでおくれ。

六 そして、お母さんに

 ごめんなさい。まず、最初に言っておかなければいけません。あなたにはずいぶんと心配をかけたことでしょう。
 私は、あなたが正しかったとは、今でも思いません。でも、私が、正しいとか間違っているとかではなくて、感情だけで、あなたを受け入れられなかったことについては、ほんとうに、ごめんなさい。 でも、それは、あなたの責任ではなかったのですね。あなたの育った時代の空気。 そもそも疑問を持つことが許されない時代。男達が、女達の自由ばかりではなく、生活の糧や、反論までを封じて、便利な「家族の再生産」をやっていた時代。
 つくずく、人間は弱いものです。結局、(そういう私も)時代の空気の中からは、なかなか抜け出せないでいるのです。
 あなたの時代に、おしつぶされていた疑問を、家庭を守る事に意義があるのか? なんていうことを、今は、疑問として持てる時代です。
 あの時代の女たちの、これは、努力のたまものでしょうか。
 この問いかけには、けれど、まだ、誰からも回答は出ていません。女達は、結婚も、家庭も、子どもも、必然ではなかったと知ったのです。
 これが、今の時代の空気です。
 女性の地位向上。女性の自立。残念ながら、今でも、こういったかけ声自体、「男の方が偉い」という発想で言われているのです。男のしている事が意味のある事で、だから、女にも男のしている事を分けて上げよう。だとか、でも、女の人には子どもを育ててもらわないといけないから、そのぶんはがまんしてもらって、なるべく楽にしてあげようとか。
 こういったかけ声の中で、結局「外で仕事をするのが偉くて、子どもを育てたり、家庭を守ったりするのは、つまらないこと。だけど、だれかがやらないといけないから、ちょっとは楽になるようにして上げましょう」そういう発想に出会う度に、私は悲しくなります。

 そう、私は、私の生き物としての本能に、「私は、私の子どもが好き」という本能にかけてみましょう。そうして、私の思いのもとで育つ、私の娘に。

 お母さん。あなたの時代の空気から逃げて、私は、疑う事を覚えました。そして、この時代の空気から、半歩だけ前進して、もう一度、私の娘を愛してみます。
 私は、あなたがしたように、私の思いのすべてを、娘に残しましょう。
 私の娘は、きっと、私の思いを、たぶん、受け入れられずに、それでも、また、半歩か一歩か、正しい方向に歩いていてくれるでしょう。

エピローグ あなたに

 最後にあなたに一言だけ。
 あなた好きよ。
 いつだったか、あなたこうも言ったわね。
「たぶん、君は、根っこのところでは、お母さんとそっくりなんだと思うよ」
 うん、私、全然信じられなかったけど、それって、今考えると、たぶん当たりだわ。

 fin.


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Nagi -- from Yurihama, Tottori, Japan.
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